竜一 SSHのテーマ
~ 協働的探究活動による「たくましい科学系人材」の育成 ~
 
1 研究開発の目的・目標 
目的:本校の培ってきた教育資産を継承発展させつつ、様々な探究活動を協働的に行うことを通して、たくましい科学系人材を育成する。そのために全日制普通科における理数教育のカリキュラム研究開発《輝く「め」プロジェクト》を行う。

※「め」には「眼」と「芽」の意を込める。いばらき版サイエンスハイスクール(ISH)事業の取組の中で「真剣な眼差しで生き生きと取組む生徒の姿」(これを「輝く眼」と呼ぶ)を数多く観察することができた。同時にこの「輝く眼」を日本の将来を担う「科学者の芽」につなげ、立派な「木」(=たくましい科学系人材)へと育成するためにはSSHの導入が必要であると考えた。さらに、成長を遂げた「木」はやがて「森」となり、次の世代の多彩な「芽」を育む場を形成していく。SSHの導入により、科学系人材を育成する「循環」の実現にもつなげる。

目標
Ⅰ 生涯にわたる主体的な学びの原動力である、持続的な学習意欲や知的好奇心を高め、 未来への飛躍を実現するチャレンジ精神やリーダーシップを育む。

Ⅱ 基礎的な知識・技能を確実に修得し、科学的なものの見方・論理的思考力を養い、問題を解決する能力を育成する。

Ⅲ 日本人としてのアイデンティティーを大切にしながらも、グローバル社会で世界の人々と協働するためのコミュニケーション能力および発信力を身につける。
 

2 研究開発の概略 

① 科学に関する探究活動を中心とした様々な協働的活動を通して、生徒が主体的に体験し学ぶことで、学習意欲や知的好奇心を高めるとともに、生涯にわたって主体的に学び続ける力、チャレンジ精神やリーダーシップを育む。

② 教科科目を融合した授業、課題研究、日本語や英語のプレゼンテーション及びディベートなどを通して、物事を多様な観点から論理的に考察し、問題を解決する力を育成する。

③ 探究活動の成果をプレゼンテーション等によって周囲の人々に伝え、またインターネット等で世界に発信する活動を通して、情報を発信する喜びを体験し、グローバル社会で生きるためのコミュニケーション能力や発信力を身につける。