理系大学教授による講演会
理系大学教授による講演会報告書
 
1 日時 平成23年11月11日(金 )第5,6時限
2 対象者 2学年全員
3 講演者 鎌田博 教授(筑波大学生命環境科学研究科)
4 内容 「日々の暮らしと遺伝子研究」
20世紀半ばより、遺伝子に関する研究が飛躍的に進展し、最近ではその成果が日常生活に使われるようになってきた。犯罪者を特定するための遺伝子型判別、クローン家畜、遺伝子組換え食品、遺伝子治療など、よく新聞でも目にする話題があるが、その具体的な内容はどうなっているのだろうか。遺伝子研究の主な成果について解説しながら、日々の生活の中でのつきあい方について一緒に考えて見よう。
5 参加者感想 今回の講演会で、遺伝子組換えについての印象が変わった。今まではよく知りもしないのに、勝手なイメージで避けていた。これからは色々な知識を得たうえで、物事を判断しなくてはいけないと感じた。すごく分かりやすく、面白い話を聴けて良かった。(E組女子)

これまで自分の持っていた常識が全て覆った講演会だった。日常生活を送るうえでも、一般教養として身につけておかなければならないことがたくさんあることに気づかされた。(D組男子)

身近なところに、いろいろな技術が使われていることを実感した。今まで以上に興味を持って勉強に取り組みたいと思いました。(D組女子)

食の問題にぶつかった時、どのようなスタンスで考えるべきかが分かりました。理系の人にとっても、私たち文系の人にとっても身近な問題をテーマにした講座であり勉強になりました。(E組女子)

講演を聴いて、遺伝子組換えは決して悪いことではなく、上手に使えば、我々の生活を豊かにするものであると思った。(A組男子)

先生のクローン人間のお話には深く考えさせられた。今後理系としてやっていく自分にとって、今回の講演会は有意義なものとなった。(A組男子)

日常にあふれている言葉や良いと聞いていたこと、それらが本当に大丈夫なのか、自ら調べチェックするという姿勢が必要だと思いました。この機会に家族とも話してみようと思います。(B組女子)

消費者にとって得体の知れないものは口にしたくない。現実、「タコ」はその容姿のため日本やアルゼンチンなどでしか食べられていないらしい。美味しいのに。無知は恐怖だと思った。(B組男子)

何でも知らなければ正しい答えは出せないのだと分かった。今回TPP関連について質問させていただきましたが、先生の回答が巷とは全く異なる回答で驚いた。本質を知っている方との考え方・観点の違いにハッとさせられました。(C組男子)

「学ぶことの価値」を嫌というほど理解した。(C男子)
6 担当者感想 2年生対象の講演会であるため、理系・文系問わずに理解できる内容となるように計画しました。今後も「サイエンス・リテラシー」に関する取り組みも取り入れていきたいと思います。